ONE Research / Action Thema

「ONE リサーチ」「ONE アクション」を核にした本ページは、顕在化しにくい社会課題を多様なテーマで一覧化し、背景説明、調査結果の要約、当事者や支援者の声、政策・実践の提言を並べます。データ可視化と参考資料リンクを伴い、方法論、倫理配慮、実践の手順を明示。定期的に更新し、研究者・現場・市民が参照・参加できる共有プラットフォームとして、問題の本質を掘り下げ、具体的な解決につなげる道筋を示します。

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ONE Research 
ONE Action

人と暮らし、社会の課題
人と豊かな暮らしの為の提言

  • 1. 患者・病がある人の暮らし、就労課題

    病や障害を抱えながら暮らす人々にとって、就労や社会参加には多くの課題があります。医療・福祉・雇用の制度が分かれて存在しているために、診療情報と生活支援の連携が十分でなかったり、職場で必要な合理的配慮が行われなかったりすることがあります。また、柔軟な勤務形態が整っていないために、治療や体調との両立が難しく、離職や経済的な困難につながるケースも少なくありません。 さらに、制度の利用手続きが複雑であったり、社会に残る偏見によって、当事者の声が届きにくい現場もあります。こうした状況を改善するためには、具体的な支援モデルの構築や、誰もが受け入れられる労働市場の仕組みづくり、地域に根ざしたネットワークの強化が急務です。 特に、難病や難治性の疾患、長期にわたる慢性疾患を持つ方々が、治療を続けながら安心して働き、社会に参加できる環境を整えることは、これからの社会にとって大切な課題です。地域での試みや企業との協働、労働市場をより柔軟にする政策提案などを組み合わせ、実践と評価を積み重ねていくことで、誰もが安心して暮らし、働くことのできる普遍的な支援モデルにつなげていきたいと考えています。 私たちは、この課題を多くの方々とともに考え、働きかけを進めてまいります。

  •  2. 尊厳ある命、治療、暮らしの選択

    尊厳ある治療と終末期の選択は、患者の自己決定権と医療提供の現実が衝突する場面を生む。終末期ケアや延命治療、治療中止の判断において情報提供の質や意思決定支援の仕組みが不十分な場合、家族間の対立や医療者の倫理的負担が増大する。ケアの透明性、緩和ケアの普及、説明責任と代理意思決定の制度整備を通じ、個人の尊厳を守る社会的枠組みを整える必要がある。教育・普及活動により医療従事者と市民の対話を促し、地域ごとの価値観を踏まえたケア設計と法律的支援の整備を並行して進める必要がある。

     

  • 3. 大企業、中小企業の適切な関係のあり方

     大企業と中小企業の関係性における課題は、発注慣行や価格決定力の偏在が中小の経営と労働条件を圧迫する点にある。下請けへの不当な価格転嫁、長時間労働の温床化、また責任範囲の曖昧さがサプライチェーン全体のリスクを増大させる。公平な取引ルールの導入、取引透明性の確保、契約慣行の改善とともに、中小が持続可能な経営を行える支援施策が求められる。企業間取引の可視化、取引データの公的集計、また中小企業支援のための資金・技術支援や研修プログラムを充実させることが、健全な産業エコシステム構築に寄与するだろう。

     

  • 4. フード・セーフティ — 食と暮らし、体調や健康

    フードセイフティーとは、食品の生産・加工・流通・消費のすべての段階で、人の健康を守るために安全性を確保する概念です。

    我々が掲げる「フードセイフティー」は、単なる衛生管理にとどまらず、化学物質、添加物、環境汚染などによる『複合的な人体への暴露と影響』を見据えた包括的な視点に立ちます。

    その結果による人の暮らし、人生への影響について、よりよい価値をもたらせたらと考えています。

    人々が安心して食べ、健康に生きられる社会とは、こうしたリスクから身体と暮らしを守れる構造を持つ社会です。

    慢性疾患、難治性な疾患、障害なども増加、心身への負担、負荷を、多様な視点・複合的に考察
    国内外の情報、様々な発信、共有しながら、人、国民の社会的な健康、ヘルスの今と未来をご一緒に考えてゆければと思います。

    また、何が適切な情報として伝わりにくいのかなども、調査・検証します。

    NOW! ONE THINK   
    人の心身、暮らし、生活、その体調への尊厳をともに考えます。
    豊かな暮らしの為の調査・研究・知る機会を
  • 5. 利益相反ネットワークと日本社会への影響を考える(構造と意思決定の過程、組織の自立した意思決定を考える)

    利益相反ネットワークは研究、医療、政策の信頼を揺るがす構造的要因である。完全に防ぐことはむずかしい実際がありますが、資金提供や人事交流、外部委託が研究結果や政策決定に影響を及ぼすと、透明性の欠如が公共的判断の正当性を損なう。
    ①透明性の透明度 
    ②資金がどこから出て、だれに提供されているのかの明治 関係者の利害を可視化
    ③開示ルールと独立した監視・評価体制を整備することで、説明責任と社会的信頼の回復を図る

    実効性ある開示ポリシーの制定、外部監査の導入、利害関係の可視化データベース作成と市民参加型の検証プロセスで、信頼回復と制度的改善をともに考えてまいります。

     

  • 6. 虐待、ハラスメント、暴力、いじめ

    虐待やハラスメント、暴力、いじめは、個別の出来事ではなく、組織文化や権力構造、経済的・心理的な脆弱性が複雑に絡む社会現象です。被害が発見されにくく、声を上げにくい仕組みや、再発防止の弱さが被害を拡大させます。 そのため、学校や職場、地域における予防教育、匿名通報や独立調査の仕組み、被害者を支える資源と長期的なフォロー、そして組織ガバナンスの改善が不可欠です。 私たちONEは、障害や難病のある方々が安心して暮らし、働ける社会をめざしています。職場や地域で起こる暴言や暴力、ハラスメントは人の尊厳を深く傷つける問題であり、私たちはその声をうかがう窓口を設け、ともに考え、対策や対応を考え、地域の担当者との連携により 、働く場に関わるすべての人が互いを尊重できるような社会を目指し、誰もが安心できる環境を実現するために、私たちは声を聴き、寄り添い、支援を続けていきます。 →問い合わせ窓口よりご相談ください 

  • 7. 持続可能な社会、社会の諸制度、社会保障(医療費の今と未来)

    医療費や医薬品費の増加は、人口構造の変化や医療技術の進展とともに、私たちにとって大きな課題となっています。限られた資源の中で費用の配分や優先順位をどう考えるか、予防医療をどのように進めるか、医療資源を効率的に活用するにはどうすればよいか、といった点が問われています。 持続可能な医療・社会保障の仕組みをつくるためには、財源の確保や透明性のある政策決定、誰もが公平に医療を受けられる仕組みを考えていくことが大切です。公的な財源計画と民間の資源の補完、予防・健康づくりへの戦略的な投資、費用対効果の高い取り組みの優先順位づけなどを通じて、長期的に持続できる(利用する人の中長期的な安心・安全な持続可能な開発)医療・社会保障をひろく社会の中で皆さまとともに開かれた環境をつくり考えてまいります。 そのために、必要な情報を丁寧に集め、研究に取り組みながら、政策や社会への提言につなげてまいります。

  • 8. 社会的な貧困、相対的な貧困の増加(所得格差)

    相対的貧困と所得格差の拡大は、非正規雇用の増加、地域間格差、教育や地域資源の偏在が複合して生じています。このような状況は、生活の不安定化を通じて健康や子どもの学びの機会を損ない、世代を超えた貧困の固定化につながる恐れがあります。 格差是正のためには、所得の再配分や働き方改革、地域コミュニティの活性化といった横断的政策の連携が重要です。教育や職業訓練への投資、教育費の公的負担拡充による学びの選択肢の醸成、最低賃金や社会保険制度の強化、地域雇用の創出、住宅支援の統合的施策など、多角的な取り組みが求められます。 さらに、企業側の責任も重要です。大企業の内部留保を従業員の賃金に適切に反映させること、中小企業との公正な取引関係を確保すること、そして賃金を持続的に引き上げる仕組みを整えることが、社会全体の格差是正に直結します。また、社会人が再学習やスキルアップ(リスキリング)をしやすい環境・サービスの整備も不可欠です。 こうした取り組みを総合的に進めることで、すべての人が安心して学び、働き、生活できる社会の実現に近づくと考えます。

  • 9. 医療と社会 その課題(医療裁判、訴訟負担、医師偏在など)

    医療と社会の関係には、いくつかの大切な課題があります。たとえば、医療事故や訴訟に関わる手続きの負担や費用の高さ、情報の不足から、被害を受けても声を上げにくい状況があることです。実際に、身近なところでも医療事故が起きながら、調査や訴訟のハードルが高いために断念せざるを得なかった方々がいます。そこには、患者と医療提供者とのあいだに存在する力の非対称性という、構造的な問題が見えてきます。 海外では、訴訟時に補償や補助の仕組みが整っている国もあり、被害者の救済と医療者の支援を両立する仕組みづくりが進められています。日本でも、訴訟だけに頼らない紛争解決の方法や、公的支援を通じた救済制度の拡充、地域医療体制の強化や医師配置の見直しが求められています。 医療は人の命や暮らしの質に深く関わるものだからこそ、このアンバランスを少しずつ是正し、適切なバランスへと近づけていくことが必要です。私たちは、こうした課題を社会の中で多くの皆さまとともに考え、より安心できる医療のあり方を探っていきたいと思います。

  • 10. 技能実習生の雇用・就労課題

    人と尊厳ある暮らし、就労:
    外国人技能実習生が直面する賃金未払いや過重労働、劣悪な居住環境などの実態を当事者の証言と企業事例で可視化し、是正メカニズム、相談窓口の実効性、企業の遵法対策を検証します。

    タグ例:労働権/外国人労働者/賃金未払/監督強化

    調査ポイント
    • 未払・未整備の割合、是正命令の有無
    • 監督機関への通報経路とその対応速度
    • 受入企業のコンプライアンス体制とペナルティ実効性

    ⇒ 海外のかたの医療相談・治療と仕事の両立相談・就労に関するご相談も承っております。
  • 11 ジェンダーの壁をなくし、ともに歩む未来

    私たちの社会には、まだまだ男女の間に見えない壁や不公平な仕組みが残っています。たとえば、家事や子育ての負担が女性に偏っていたり、職場や地域の中で、男性中心の考え方や慣習が根強く残っていたりする場面があります。 こうした状況を少しずつ見直し、誰もが性別にとらわれずに自分らしく生きられる社会を目指すことが大切です。夫婦の姓の選び方、働き方、家庭での役割の分担など、一つひとつの仕組みを見直し、女性が不利になってしまうような制度や慣習を改善していくことが求められています男女の区別や差別がなく、互いを尊重し合える社会は、誰にとっても生きやすく、安心できる社会です。私たちは、ジェンダーギャップの解消に向けて、多くの方とともに考え、行動し、前へ進んでまいります。
  • 12.医学モデルと社会モデルを考える

    医学モデルと社会モデル

    医学モデル(Medical Model)

    • 定義: 病気や障害を個人の身体・精神の問題として捉え、診断・治療・リハビリによって「治す」「改善する」ことを目指す。

    • 特徴

    • 個人責任に重点

    • 医療・専門家中心

    • 障害や不調は「欠陥・異常」として扱われる

    • 例: 高血圧は薬で下げる、うつ病は抗うつ薬・精神療法で治療する。

     

    社会モデル(Social Model)

    • 定義: 障害や健康課題を、個人の問題ではなく社会的・環境的要因の結果と捉える。

    • 特徴

    • 社会・制度・環境に重点

    • バリアフリー、雇用支援、地域包括ケアなどを重視

    • 「障害は社会の作り方に原因がある」と捉える

    • 例: 職場の合理的配慮で障害者の就労を支援、地域資源活用で孤立予防。

     

    2. 医療と社会的処方(Social Prescription)の概念

    • 定義: 医療だけでなく、地域資源・社会的活動を「処方」して生活の質を改善する取り組み。

    • 例

    地域の運動教室、アート活動、ボランティア活動の紹介

    • 孤立防止のための地域サポートネットワークへの参加

    • 目的: 社会的決定要因(Social Determinants of Health, SDOH)に介入し、再入院・慢性疾患悪化を防ぐ

    3. 日本の現状

    医学モデル優位

    • 医療制度の中心は依然として「診断・治療・投薬」

    • 医療保険制度や医療従事者の評価は医療行為(診察・検査・投薬)に基づく

    • 社会的要因への介入は医療外活動として限定的

    • 例: 生活支援、訪問看護、地域包括支援センターなどはあるが、医療との連携が限定的

     

    社会的処方の取り組み

    • 日本ではまだ初期段階

    • 一部自治体で「孤立防止」「地域活動参加」の医療連携モデルがある

    • 社会福祉士や保健師が医療チームに関わるケースも増加

    • 課題

    ・医療・福祉・地域資源の連携が断片的

    ・成果評価の指標が不十分(健康改善や医療費削減へのエビデンス不足)

    ・医師や患者側の理解不足

     

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ONE 社会課題解決プロジェクト

 1. プロジェクト設計書

フィールドワークで明らかにする”見えない生活課題”調査支援プロジェクト 

【概要】

本プロジェクトは、表面化しにくい生活・労働・福祉の問題について、現場フィールドでの聞き取り・同行・参与観察等を通じて実態を明らかにし、社会に問いを投げかけることを目的とする。関係利害に与せず、助成金の独立性や意思決定の透明性を担保する設計とする。

【目的】

• 社会の構造的な社会障壁、声がとどきにくい方々、立場の国民の状況を把握 実際の生活に生じている事象の調査や把握、分析。様々な社会課題の改善に取り組む。
可視化されにくい、社会課題、問題などの調査を実施し、共有、対話や熟議のの機会を、個別面談、イベント、カンファレンス、情報配信、等多様な手段で共有する。

• 政策や制度だけでは対策、体調と暮らし、障害と生活、多様な対応が困難な生活困難の実相を記録・可視化

• 広義・狭義のチーミングによって、市民・当事者・支援者・研究者が共創する土台を築く
国民のウェルビーイングの醸成を目指す

【対象地域・領域】

• 地域:日本 国内外 (海外からのご相談や、イベントの参加もあります)

• 領域:生活困難、就労困難、病いと労働、孤立、制度の狭間、障害福祉、母子家庭、精神疾患、難病、虐待やハラスメント、医療と福祉の課題、雇用労働環境、働き方、社会的処方・社会的ヘルスについて
etc.

【活動項目(内容)】

① 現場調査

治療と仕事の両立、障害がある人、困っている人、生活困難者・支援機関へのヒアリング/相談サポート 他機関との協働や連携 伴走型サポート(テーラーメイドサポート)

② 相談窓口運営

実際に寄せられる相談へ中立的に対応 通年

③ 中間レポート

問題構造を図式化・文章化 半期ごと

④ SNS・市民発信

⑤ 最終成果報告

フィールドレポート冊子・イベント発表

【期間】

2025年8月〜2026年3月(初期フェーズ)

【チーム体制(プロジェクトユニット)】

方針決定・全体調整・代表責任

調査記録担当

A(市民研究者)

フィールドワーク・聞き取り

相談対応担当

B 窓口・支援者との調整 広報・共感発信

C(学生)SNS、レポート文章作成 ファシリテーター

D(中立者)

対話設計、会議進行、中庸調整

【資金と公開ポリシー】

• 本プロジェクトの資金は全てWeb上で公開(GoogleドライブやWebサイトなど)

• 助成金の申請主体と評価・使用の決定は分離

• チームメンバーには実費・交通費・謝金の上限設定あり

【評価方法と透明性】

• 月次レビュー

• 外部協力者によるレビューコメント(Webに掲載)

• 成果は公開原則(報告会・SNS・オープンPDF)


2. 役割定義書

・調査担当  現場訪問・記録・問題構造の可視化

フィールド経験重視

・支援担当

・広報担当

問題をストーリーテリング化しSNS等で発信 表現力・倫理観

・ファシリテーター

関係者の声を引き出す場づくり・会議運営 利害に与しない立場が望ましい

 

 3. 活動評価シート(定性+定量)

【期間評価:2025年8月〜2026年4月】

1)成果の到達状況 中間共有資料 2)メールマガジン

3)チームの自己評価(記述式)HPより公開

 

• 可視化されにくい、大切な課題の可視化、社会共有、考える機会や場づくり。共有や提言に昇華。


実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください